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選び方

Rokid Glassesとは何か。カメラ付きスマートグラスの基準になる一台

両手を使いながら、自分の目線に近い映像を残す。撮影・表示・音声を備えたRokid Glassesの良さと、毎日使う上で気になる点を紹介する。

Naoki ·

光沢のある黒いフレームと前面カメラが見えるRokid Glasses

両手を使いながら撮影し、視界で文字も読める。そんなスマートグラスが欲しい人に、まず知ってほしいのが Rokid Glasses だ。

カメラ、スピーカー、緑単色の両眼ディスプレイを備えている。撮影だけでなく、字幕やAIの回答を目で受け取る体験まで、一台で試せる。私はカメラ付きスマートグラスを選ぶとき、このRokid Glassesを比較の基準にしている。

撮りながら、目の前のことを続けられる

Rokid Glassesで一番わかりやすく良いのは、スマホを構え続けなくても動画を撮れることだ。

ペットを撫でる、子供を抱っこする、料理で両手を使う。そういう時間を、自分の目線に近い位置から残せる。撮るために片手を空ける必要がなく、目の前のことを中断せずに済む。カメラの画素数より、まずこの撮り方に価値がある。

私がRokid Glassesで撮った動画がこれだ。

Rokid Glassesで撮影した約26秒の動画。元の投稿を見る

写真も、最初に見たときは思ったより広く写ると感じた。画質も悪くない。スマホを取り出して構えるより自然な動作で、生活の一瞬を拾える。きれいに撮りたい一枚と、いま続いている時間を残したい場面では、欲しいカメラが違う。

Rokid Glassesで撮影した昼の駅と夜の交差点
私が撮った昼夜の作例。広く写る感覚と、暗い場所での写り方を見てほしい。

カメラだけで終わらず、文字も読める

名前の似た「Rokid AI Glasses Style」は表示のない別製品。Rokidを選ぶときは、この違いをまず確かめたい。

Rokid Glassesには、両眼の視界に緑色の文字を出すディスプレイがある。翻訳字幕、AIの回答、スピーチ原稿などを読める。大きなカラー画面で映画を見る製品とは用途が違い、目の前の景色に短い情報を足すための表示だ。

音声だけで回答が返るメガネだと、聞き終わるまで待つことになる。文字なら自分の速度で読める。私もAIの回答は、読み上げを聞くより読んだ方が早いと感じることが多かった。撮影できることに加えて、情報を目で受け取れる。 ここがRokidを比較の基準に置きたい理由だ。

Rokid Glassesのカメラで記録し、文字と音声で情報を受け取る関係を示した模式図
カメラで記録する役割と、文字・音声で情報を受け取る役割を、一つのメガネが持つ。

設定や写真の管理にはスマホの「Hi Rokid」アプリを使う。カメラで捉えたものをAIに尋ねることもできるが、私には「これ何?」が毎日の習慣にはならなかった。日本語で暮らす日常では、看板やメニューの説明が欲しい場面はそう多くない。AIのデモに驚くことと、撮影したくなる瞬間があることは、分けて考えた方がいい。

機能は多い。操作にはまだ手間が残る

撮影ボタン、つるのタッチ操作、「Hi Rokid」の呼びかけを使える。撮りたいときに本体のボタンを押せるのはわかりやすい。一方、私が使ったときは、表示を呼び出すたびにつるへ手を伸ばす動作が気になった。

スマホを出さなくてよいのは便利だが、毎回腕を上げるなら、その手間は残る。当時は、頭を少し上げて表示を出すG2や、指輪で操作するR1との差を強く感じた。機能を揃えるだけでなく、使い始めるまでの動作を減らしてほしい。日常へ自然に溶け込むソフトウェアと操作の完成度では、私はEvenの方を高く評価している。

手元のRokid Glassesの光沢のあるつると指紋
つるは光沢仕上げ。触って操作する場所だけに、指紋が目につくのも気になった。

スピーカーは、耳をふさがずに短い音声を聞ける。ただ、静かな部屋では音漏れが気になり、私は普段のイヤホンを手放せなかった。音楽や通話まで全部置き換えるつもりで買うと、期待がずれるかもしれない。

電池と装着感まで含めて、使う道具になる

私の使い方では、初期設定のままだと夕方に充電を意識した。撮影、表示、AIをいろいろ使いたいなら、途中で充電することも考えておきたい。

公式FAQの公称値は混合使用で約8〜10時間だが、常時表示は約2時間、集中的な録画は約45分。8〜10時間ずっと撮影できるという意味ではない。長い外出では、使いたい機能の時間に合わせて充電用品を選ぶことになる。

充電は専用の磁気端子を使う。別売のPower Capsuleなら、つるに付けて装着中にも給電できる。撮影や字幕を使うために買うのだから、電池を節約するために使いたい機能を全部切るより、途中充電を組み込めるかで考えたい。

Rokid Glassesの磁気接点を備えた専用充電ケーブル
専用の磁気充電ケーブル。Rokid公式

重量はメーカー公称で約49g。度付きで使う場合は内側に取り付けるレンズとフレームの重さも考える必要があり、この数字を度付きの自分のメガネの実測値とそのまま比べることはできない。

ただ、装着感は重さだけでは決まらない。Rokidの大きな鼻パッドにはクッション性があり、つるも柔軟に開いて側圧が逃げる。見た目は少し大きいが、私にはG2よりかけ心地がよいと感じる場面もあった。ここは素直にRokidの良いところだ。

上のRokid Glassesと下のEven G2を内側から見た鼻パッドの違い
上がRokid、下がG2。Rokidの鼻パッドは大きいが、荷重を受ける面積とクッション性がある。

カメラ付きが欲しいなら、まずRokidと比べたい

カメラを使わない時間にも、相手からはカメラ付きメガネに見える。撮っていなくても気になる人はいるし、場所によっては外す必要もある。撮る場面だけでなく、使う場所まで含めて選びたい。

それでも、両手を使いながら自分の視点を残したい人には、Rokid Glassesを勧める理由がある。撮影だけでなく、字幕やAIの回答を目で確認する体験まで一台に揃っているからだ。

日本公式の本体価格は109,890円(税込)。度付き加工や充電用品を加えるなら、その費用も見ておきたい。オンライン翻訳などには利用枠や有料プランがあるので、自分が長く使う機能の料金も購入前に確認したい。

新しいカメラ付きスマートグラスを見るとき、私は「Rokidより撮りやすいか」「文字は読みやすいか」「日常の操作や充電は楽になるか」を見たい。Rokid Glassesを知っておくと、新製品が何を良くしたのかも判断しやすくなる。

カメラなしの基準については、Even G2の入門記事にまとめた。より細かな使い比べは、Rokid GlassesとEven G2の実機レビューで読める。

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Naoki

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