コラム
SABERAは眼鏡店に並んだ。右目だけの表示を、毎日用と比べる
jig.jpの10月20日の発表と公式製品ページを読む。一般販売は10月27日から、税抜84,000円。カメラは載せず、表示は右目。両目で通知を読んでいるEven G2の日常に、そのまま置けるかが気になる。
SABERAの一般販売は、10月27日から始まっている。jig.jpが10月20日に出した発表では、セットの型番はSABERA-J1-GLASSES、価格は税抜84,000円。クリップオンのサングラスは公式ECで別売り、税抜9,900円だ。店頭は10月28日以降、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキと眼鏡販売店で順次、とある。
私の毎日用はEven G2だ。カメラはなく、左右のレンズに緑の文字を出して、通知や翻訳を読む。Rokid Glassesは、撮影したいときの基準機として見ている。SABERAはまだ掛けていない。発表と公式ページを、その使い方に当てはめて読む。
七月の本格販売は、十月の店頭になった
4月17日の発表は、Makuakeを4月20日11時に始め、2026年7月以降に自社ECと販売代理店で本格販売する、という予定だった。10月20日の発表は、先行販売の発送が終わったので一般販売へ移る、と書いている。そのあいだに量産と品質の改善を進めた、ともある。一部の人は、視力補正レンズの装着や個別確認がまだ残っている、と注が付く。
鯖江発のスマート眼鏡「SABERA」、10月27日より一般販売開始!(jig.jp)
先行予約は10月21日正午から、公式ECとビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキなどのECだ。発送は一般販売の開始日以降に順次、という書き方である。眼鏡店は10月20日時点で、本体を扱う店が16、視力補正レンズに対応する店が80。在庫や、その場で掛けられるかは店による、と発表は分けている。
4月の時点では、度数は近視と乱視を合わせて0.00から-6.00で、処方箋が必要、と書かれていた。8月23日に実機が届いた人は、度付きレンズの交換を自分ではできず、本体を送る必要がある、と書いている。10月の発表は遠近両用も含め、店の数を出している。店舗一覧は公式サイトで順次、だ。店で度が合わせられるようになったかは、一覧を開いてから確かめたい。私はまだその店に行っていない。
jig.jp、次世代スマート眼鏡ブランド「SABERA」新製品発表会を開催
届いたSABERAをさっそく装着(実機が8月23日に届いた記録)
発表は、久保裕丈氏と尾﨑美紀氏が公式パートナーに就任したことも伝えている。私が先に知りたいのは、眼鏡店で掛けられるようになった方だ。
日本語で発売日と税抜価格だけを先に見るなら、Mogura VRも短く伝えている。
スマート眼鏡「SABERA」、10月27日に一般販売開始、税抜84,000円
公式ページは、カメラを載せないと書いている
製品ページは、カメラをあえて載せず、周囲のプライバシーに配慮した、と書いている。重さは10月20日の発表が約38グラムとしている。文字起こし、通知、AIアシスタント、原稿表示、リアルタイム翻訳、ナビを、スマホを操作せずに使う、ともある。翻訳は40以上の言語。ナビの図には、表示はイメージで、実際の画面と違う場合がある、と注がある。Cellidのプラスチック導波路を、日本初の採用だと説明している。稼働は最大14時間とある。どんな使い方でその時間になるかは、同じページには書いていない。一日の予定には、まだ使わない。
この棚は、カメラのない日常用の側だ。Rokidで残したかったのは、両手がふさがる時間の映像だ。カメラAIの「これ何?」は、数日では毎日の習慣にならなかった。SABERAのページが書いているのは、撮ることではなく、視界で読むことだ。私がEven G2に残している仕事も、そちらに近い。認証コードが目の前に出る。上を向けば、次にやることが見える。翻訳は、精度の飛躍より、字幕として読める余白がよかった。
機能の一覧は、その毎日より広い。原稿を声の速さで送る表示や、会話の文字起こしは、私のG2では毎日の中心になっていない。ページがこれらの機能を無料で使えると書いている範囲は、まだ自分の一日では確かめていない。
右目の表示は、パソコンの前で違って見える
公式の安全上の注意は、暗い場所や、表示を長く見続けることが、眼精疲労や視力低下の原因になり得る、と書いている。疲れているとき、寝不足、飲酒、体調が悪いときは使わない、ともある。片眼だから必ず疲れる、とまではこの注意は言っていない。投影方式の記事では、SABERAが右目だけであることと、この注意を、実験の結果と分けて置いてある。
8月23日に実機が届いた人は、映像が右目のおよそ5メートル先に合い、パソコンの画面のような近いものを見ながらだとぼける、と書いている。両目を開けると見づらく、左目を閉じると見やすかった、とも。度付きレンズでは、鼻当てや自分の顔がレンズの内側に映り、自転車や車では危ない、とその記録は分けている。一人の度数と一台の話だ。全員に同じとは読まない。
デモ機を数日借りた記録では、右目に緑の文字が出ること、昼の屋外ではナビを見るときに風景の暗い部分へ目を向ける工夫が要ること、が書かれている。製品ページのナビ図がイメージだと注記しているのと、同じ方向に見える。私は屋外で確かめていない。
私がG2で毎日やっているのは、パソコンの前で認証コードを読み、頭を少し上げて次のタスクを見ることだ。表示は左右にある。近い画面と、両目を開けたまま、が前提になっている。SABERAで同じことができるかは、5メートル先にピントが合うという他人の記録を、自分の顔で確かめるまで分からない。眼鏡店で掛けられるようになったのは、その確認の場所ができた、という意味で大きい。
撮影が先なら、今の基準はRokid Glassesのままだ。通知と翻訳を顔に残すなら、私はまだEven G2を毎日かけている。SABERAを同じ棚の候補として見るなら、眼鏡店で右目の文字を、仕事中の距離で見てからにしたい。
Even G2
Rokid Glasses
SABERA